しかし、Raspberry Pi 3で標準搭載のWi-Fi+Bluetooth 4.1チップのドライバが、発表日である2月29日以後のRaspbianにしか入っていないような報告があり、Jessieがインストールされることが確実なため、日本語入力の方法を探しておかなければならないと思い、試してみました。
日本語入力については、検索してみるとscimを使う人、ibusを使う人、いろいろおられるようでしたが、uimを使う設定を書かれている人がいて、「あ、これは...!!」と思った次第。
具体的にはNOOBSは1.8.0でした(2016年2月29日付)が、もちろんJessieです。
RSコンポーネンツの解説にしたがって、日本語フォントを導入したあと、
$ sudo apt-get install uim uim-anthyとしました。なにやらuimのメニューアプレットが表示されましたが、日本語入力への切り替えがわかりませんでした。検索してみると、コマンドラインから「uim-pref-gtk」を起動せよとのこと。
起動すると、左の「グループ」のなかにいろいろありますが、「全体キー設定1」をみると、「Shift+スペース」がローマ字かな変換のオンオフということがわかりました。状態表示がよくわからないので「全体設定」グループの「視覚設定」→「□カーソルの側に入力モード表示」にチェックを入れて、「OK」ボタンを押し、設定変更してみたところ、たしかに、Shift+スペースで、直接入力とローマ字かな変換の表示が変化して、日本語変換できることが確認できました。
さてドリトルです。新しくインストールしたRaspbianなので、再び公式ページからダウンロードしてインストールするんですが、Jessieからは、ダウンロードフォルダの名称が「Downloads」になったんですね。Wheezyでは全角カタカナの「ダウンロード」だったので、コマンドラインからの入力に一手間入ってつらかったのですが、助かります。「dpkg -i ファイル名」でインストール、メニューからドリトルを起動しました。
日本語入力、ちゃんとできました。
最初に失敗してから半年以上経っているので、どこがどう変化してうまくいくようになったのかよくわかりませんが、いちおうuim-anthyでは大丈夫ということが確認できたので、ご報告です。