2012年1月11日水曜日

Engadget Japaneseについてひとこと言っておこうか

Engadget Japaneseといえば有名なブログ形式のデジタルガジェット方面ニュースサイトだけれども、どっかの「ぎがじん」とか「ぎずもーど」とか「てっくくらんち」などと違って、単なるネタ提供とか噂爆発などとは一線を画したサイトだと思っている。

特に、じんわりと心の芯まで染みてから吹き出す絶妙な爆笑芸に長けた文章がなんともいえない。このあたりは、日本版立ち上げのIttousai先生(なぜか先生と呼ばれているようだ)のキャラクタの立ち具合から成立しているものと思われる。

Ittousai先生とはどんな人か、正体は知らないが、小寺氏のIT Mediaでの記事(2006年と、かなり古いが)から、ライフスタイルそのものからしてたいへん立派な方だと想像できる(芸達者な文章家として)。

現在のEngadget Japaneseは複数のライター体制のようだが、ダントツの記事数かつ速報に強いIttousai先生に対して、日中の記事数では負けないHaruka Ueda氏にも一目置いている。ネットでの評価はさんざんな彼女(と思われる)だが、Ittousai先生の芸を受け継ぎ、なおかつより女性的な冷徹なツッコミ、しれっと暴言言い放ちなどの女の怖さを増幅させた体の文体で、実に味わい深い。

女性(と勝手に決めているが、真相は闇)ライターとしては、ネットでは元IT戦士yukatanなどが有名だが、ネタ記事は面白かったものの、気がついたら露出が増えてしまい、ついったーなども始めてしまって、普通の人ということが判明してしまった。つまらん。

Haruka Ueda氏がどんな人物かには興味はないが、Ittousai先生とともに本家のややGeek臭さに蓋をしつつ元ネタを生かしかつ味わいを加えた文章に作り変える芸道にさらに磨きをかけていただきたいと思う。

最後にひとつ、最近の記事では出色と感じた記事にリンクしておく。