2011年12月20日火曜日

ドコモXiルータLG製L-09Cのファームウェアアップデートで苦戦

いろんなブログで苦情が出ているが、どうにもこうにも、LGのファームウェアアップデートアプリケーションの頑固さには困った。

まず、以下の条件がクリアされていないとファームウェアアップデートのアプリケーションがダウンロードできない。
  1. ルータ機器本体がWindowsマシンにUSB接続されていること
  2. ルータに電源が入ってデータ通信可能な状態になっていること
  3. ルータのUSBストレージから見えるドライバセットアップが完了し、
    • シリアルポート(COMポート)
    • モデムデバイス
    • USBデバイス
    として認識されていること
  4. WindowsマシンがルータとWi-Fi接続して、192.168.2.0/24のIPアドレスをDHCPで設定された状態になっていること
これでようやくファームウェアをダウンロードして書き換えるアプリケーションのインストーラがダウンロードできる。

次に、このインストーラ「B2CAppSsetup.exe」なのだが、これも上記の条件が維持されていないと起動しない。僕はここで詰まってしまった。ドコモに電話しても、わからないという回答の繰り返しでどうにもならない。「ドコモショップでアップデートしてもらう」という最後の選択肢を示唆しながら、それもどうもねぇ的な説明で、すっきりしない。

担当者といろいろ話をしていて、もしやWi-Fi以外の通信があるとだめなのではないかと思い、まずLANを切る前に、最初にPacketiX VPNを停止してみた。すると動かないまま止まっていたプログレスバーがするすると進み、インストールが完了した。そして、「LGMobile update」が勝手に起動して「機器の認識」をしはじめるではないか。

なにはともあれ、この状態で放置していたらファームウェアのダウンロードとルータへの書き込みも終わった。

結論として、教訓というか、この恐るべきパラノイア的なガードはなんなのかと思う。
  • ハードウェアが存在していること
  • データ通信契約が有効であること
  • 余計な通信路が設定されていなこと(盗聴防止?)
  • キャリアの回線からのみファームウェアをダウンロードすること(パケ代は利用者負担)
  • インストーラがWindowsに限られていること
いずれも大きなお世話なのではないだろうか。それほどまでして守りたいファームウェアってなんなのかと。ダウンロードしたファームウェアは書き込み後、即座に消しているようだ。バージョンチェックは、再起動したルータ本体と通信して確認している。

製品として使う分には文句なしだったのだが、こういうことがあると今後はこの手の製品には手を出したくなくなる。ドコモがLTE対応iPhone(iPhone5と噂されているもの)を扱うようになったら、そこからテザリングすることでよしとしようかと思う。