いまどきはどんな設定するんだろうと思い検索すると、「SSL Labsで検査する」というのがひとつの指標のようです。
よい検査結果を得るためには、というか、これだけサイバー攻撃が激しくなっているいまを生き抜くために、2015年秋現在では最低でも使えるプロトコルはTLSv1以上にするのはもちろんのこと、暗号の組も現時点で弱いことが確定したものは排除しなければならず、さらに最近見つかったDHのlogjam脆弱性にも対応しなければいけません。
まず暗号の組は
Guide to Deploying Deffie-Hellman for TLS
で。とても長くなってますが、そういう時代なんでしょう。
このなかで、dhparam.pemファイル作成については
logjam対策でやったことまとめ
が日本語なのでわかりやすいと思います(といっても、opensslで1行コマンドですが)。
ここまでやって「B評価」。レポートを読むと、セッション関係の設定を改めなければならないようです。Nginxの場合ですが、ssl_session_cacheをきちんと設定するのがよいようです。ここまででひとまず「A評価」。レポートを見ると、「HSTS Preload」という項目が無効らしいことが気になります。
つまり、80番につないできたら443に飛ばす設定をして、HSTS Preloadというらしいですが、httpスキームを入れてもブラウザが80番でなく、443番に勝手につなぎにいく相手を並べたJSONファイルがネット上にあって、それに関連する設定を加えるのと、ブラウザが随時読みに行くそのJSONファイルに登録してもらう作業が必要なようです。
もろもろありますが、「とりあえずNginxならこう書いておけ」という例が
Nginx Configuration for HSTS Preload
というページにありました。ただ、resolverに8.8.8.8と4.4.4.4を設定しているのはやめるべきだと思う。
ひとまずここまでやると、「A+評価」になりました。うれしいです。
SSL LabsさんでA+評価いただきました |
とはいえ、ブラウザがHSTS Preloadしないよという行は残りますので、HSTS Preloadファイルへの追加登録依頼をしなければいけないわけですが、それは
HSTS Preloadを導入しよう
というブログエントリにしたがって、Webフォームから入力することになるようです。このとき、www.ではじまるサイトが必要なようですが、当方まだできていないので、これは後日対応しようと思います。