2012年11月12日月曜日

問題だったWebKitのバグはiOS 6.0.1で修正されたそうだ

先日やられたWebKitのバグは、きちんとAppleに伝えられ、iOS 6.0.1で対策されたようだ。threatpostが伝えている。

Apple Patches Kernel, Passcode Lock and WebKit Flaws in iOS 6.0.1

https://threatpost.com/en_us/blogs/apple-patches-kernel-passcode-lock-and-webkit-flaws-ios-601-110212

そもそもカーネル内部に入り込める脆弱性があったというのは驚き。kext用に用意してあったOSBundleMachOHeadersというキーでカーネル内部のアドレスを取得でき、そこはADSRしてあっても直接アクセスできるから便利という話のようだ。

Passcode LockとPassbookの関係は各地で既報の通り。デザインの問題と思う。

最後のWebKitの問題で、僕がやられたのはおそらく前者のJavaScriptの配列の扱いに関するものだと思われる。どうやらここに何らかの脆弱性があって、細工したJavaScriptを食べさせれば任意のコードが実行可能だったらしい。

後者はSVGに関するコードに、ダングリングポインタを放置しているところがあるらしく、当然戻り先がおかしくなるのでSVGを含むページをうまく細工して任意のコードを実行させるという話。

とりあえず、すでに攻撃コードが配布されている脅威は対策されたということなのだろう。

ただ、iOS 6.0.1もまだWi-Fiに問題があるような気がしている。6.0は問題外だったが、アンテナ立ってるのに通信しないケースが、まだ6.0.1にも残っている感じがする。そこで、Apple税を払っているので6.1 beta 1にしてみたら、結構いい感じ。iOSに関してはいつものことだが、6.0より軽くなっている感じがする。

いい気になってiPod Touch 4GだけでなくiPad 3までiOS 6.1 beta 1にしたのだが、WOWOWのオンデマンドアプリがiOSバージョンチェックで動かなくなってしまったというオチ。いやはや。