もう一台のほうは、Windowsでなければならない仕事(一太郎の書類とか、授業の準備でWindows版の操作を確認するなど)に使うマシンの更新となります。
いままで使っていたのは10年前に買ったPentium 4のミニタワー。メモリ増設したりHDDを入れ替えて1TBのやつを3本にしたりと、だましだまし使ってきたものです。問題は、WindowsをXPから順にアップグレードしてきたことで、なんだかよくわからない状態になっていること。そこで、速度に不満はないけれども省電力ということも考えて、このマシンは引退させることにしました。
いくら2009年モデルとはいえ、Mac miniはCore 2 Duoですしメモリも4GB載ってます。残念なのはプロセッサが64bit対応していないため、4GBがWindowsでは使い切れないというところだけです。
あと問題は、3本の1TBドライブ。Mac miniに3.5inch HDDを接続するネタはネットの定番みたいでいろいろあるのですが、内蔵HDDを抜いて「SATAの延長ケーブル」というやや入手が難しいケーブルを使って本体の外にケーブルを出し、そこに別電源を用意した3.5inch HDDを接続するというやりかたです。出せるSATAケーブルは1本なので、1台のHDDしか接続できません。USB端子は空いていますがUSB 2.0の速度では仕事になりません。
そこでやむなく、いつもの私費投入(1TB×3も私費だった)で、いま急に安くなっているという2TBのHDDにまとめることにしました。
実際やってみると、まとめた分中途半端な空きがなくなり、余裕で全データを移行することができました。
とりあえずMac miniに空の2TB HDDを接続してWindows 8 Consumer Previewをクリーンインストールしました。この手順は前回と同じ。そのあとは、すでにWindows 8になっているミニタワーのデータを移動することです。このとき、ファイル共有でやったらどうかという話もありますが、たしかに両方とも1000Mbpsのインタフェースを持っていて、どちらもギガスイッチにつながっているので速度的には問題がなかったかもしれません。でも、なにかのはずみで速度低下を起こすとWindowsのファイル共有は急激に遅くなって、以後どうしようもなくなる経験を何度もしてきたので、同一マシン内でファイルの移動をすることにしました。
結局、新しい2TB HDDを起動用でない1TB HDDのどちらかと入れ替えてコピーを2回繰り返し、最後に起動ドライブのデータを移しました。SATAですので150MB/sですが、USB 2.0の最大480Mbpsつまり高々50MB/sと比べれば3倍以上の速度です。TB単位の移動ですが、1日でなんとかなりました。それより廃棄する(実際は私物なので中古に出すのですが)ためのデータ消去に二晩かかりました。
で、ちとユーザプロファイルの問題などでMac miniに戻したときに「書いたはずのデータが全く見えない!」などという怖いことが起きましたが、復元や再起動などを繰り返して無事すべて見えるようになりました。ディスクはむきだしのままですが、いまのところ熱の問題はなさそうな感じですし、いずれ基板保護のゴムシートでも貼ってやろうかというところです。