このときですが、普通にFinderからリモートドライブをマウントすると、SMB(Windowsファイル共有)でマウントされてしまうので、TimeMachineバックアップするときは、AFPでマウントしないと、権限が違うという理由で、そもそもTImeMachineバックアップが作成できません。マウスクリックでやる方法はわかりませんが、明示的にafpを指定してあげれば大丈夫。FinderからCmd-Kで「afp://マシンのドメイン名/保存先」のように。
このあと、TImeMachieをONにすれば、バックアップが始まります。
すると不思議なのは、ローカルHDDへのTimeMachineバックアップは、そのまま普通にファイルシステムとして見えて、バックアップ先のファイルを普通にコピーできるのに(ACLの属性はあれですが)、ネットワークでマウントした場合には、バックアップそのものは、マシンごとにひとつのsparsebundleつまりフォルダになっていて、おなじみInfo.plistなどもそこにはあります。そこにあるデータはなんだかフラグメントされたデータファイルの塊であって、ファイルとして見えません。
それで、リストアできるのか心配なので、念のためtarballを自分で作ってGoogle Driveにあげておいたりしたのですが、杞憂でした。
1回目の修理のときにGeniusに尋ねたら、「ファイルシステムとしてマウントすると普通のファイルに見えるんですよ」とのこと。実はこの説明はひとつだけはしょっているところがあるんですが、後述します。
さて、いったん初期化されたマシンからリモートドライブ上のTimeMachineバックアップで復元する方法ですが、以下の手順となるようです。(参考)
- Cmd-Rで起動して、リカバリモードに入る
- ターミナルを起動して、リモートドライブをマウントし、おまじないをする。
- すると「TimeMachineバックアップ」という名前で見えるようになる
- ターミナルを終了して、通常のリカバリ手順に入る
さて、参考サイトをみながらやった手順を以下に記しておきます。ご参考まで。
- リカバリモードから[ユーティリティ]→[ターミナル]で、ターミナルを起動する
- rootのコマンドプロンプトが出るので、管理者(シングルユーザモード?)ということがわかる
- ネットワークを接続しておく(やはり有線が早くて良いけれど、WiFiの設定はこの時点でもできる)
- 以下のコマンドで、まずリモートドライブをマウントする
- mkdir /Volumes/TimeMachine
- mount_afs afp://ユーザ名:パスワード@マシン名/保存先 /Volumes/TimeMachine
- すると、/Volumes/TimeMachine以下に、バックアップしたマシン名のsparsebundleフォルダが見えるので、以下のコマンドで普通のファイルに見えるようにします
- hdid /Volumes/TimeMachine/バックアップしたマシン名.sparsebundle
- ターミナルをexitして、Cmd-Qで終了すると、起動時のメニューになるので、「TimeMachieバックアップからリストア」に入る
- 「TimeMachineバックアップ」の名前があるので、それをクリックして選択し、先に進む