どうも以前に移植を試みた人がいたようだけれどまだその頃はFxOSも開発途上でタブレットのことが考えていなかったことなどもあり、移植できたけど使えねーということで投げてしまい、そのままになっていたところ、なぜか2013年版にがりがり取り組む別の人が現れてそのまま、という状況らしい。
Galaxy S2とかがターゲットだったりする一方、タブレットへの取り組みは遅れているようで。1.3はだいぶ改善しているという話だけれど、いまさら2012年版に取り組む人がいるのかどうか、オープンソースプロジェクトのジレンマというか、やる気のある人がいないとだめだねってことみたい。Mozillaのサイトにも、Galaxy Nexusは最近聞かないから動くかどうかわからん(MDNのこのへんのTire 3んとこに書いてある)とかあるし。
でもまぁ、一丁emulatorでもビルドしてみるかと./config.sh emulatorとかやっても、
... A new repo command ( 1.21) is available
... You should upgrade soon:
cp .../B2G/.repo/repo/repo .../B2G/repo
Get git://github.com/mozilla-b2g/b2g-manifestとか言われてあとはPythonのエラーが続いたりする。書いてあるようにやるんだろうけど、なんか違うみたいなんで面倒になって投げてしまった。
それで、なんか別のOSないかなーとxda-forumsを探していたら、「Nexus 7とNexus 4ならいまはMultiROMだぜ」みたいな雰囲気になってて、つまりICSが入ってたNexusはこれでいろんなROMを切り替えられるし最新版も取ってこられます、ということだった。
例えばこのへん:
[MOD][FEB 02] MultiROM v22a
rootがとれている状態で、カーネルにパッチがあたっている状態にしたものから、Google PlayでMultiROM Managerをインストールして実行すればいいんだそうだ。Nexusなんで、rootをとるのにハラハラする必要もなく、普通にCWM RecoveryからSuperSUや、パッチ当てたカーネルなんかをインストールしてやればおしまい。
デフォルトではもとの環境のほかにUbuntu Touchが選べるみたいで、他を試したかったらそれぞれROM用意してメニューから操作しろ的な話なので、Ubuntu Touchを入れてみることにした。saucy (13.10)じゃなくてtrusty-custom (14.x)にいきなりチャレンジみたいな無謀なことしたり。
当然開発版を入れることになるので、Wi-Fi経由でじんわりとROMを読んで再起動したあともまた、なんだかイメージのアップデートを延々としたあと再起動がかかった。TWIPのカスタムリカバリみたいな作りなので、タッチ操作でOSを選ぶことになる...んだが、起動まで、Googleロゴ画面のあと真っ暗な状態が1分ほど続いて怖かったよ。
んで、起動したものの... 遅いわこれ。Androidの4倍ぐらい遅い感じ。設定に入るともう、キーボード入力はいつ入るんだろうというような世界。いや、すみませんでしたと謝るしかないほど悲しい。
とりあえず気分がかわったので、続きはやるかどうか考えないで、ひとまずこちらに報告だけしておきます。
(追記:投稿直後)
GMailはわりと普通に近い感じでログインはできたんだけど、日本語フォントが毛筆体でびびった。そのあと操作どころではない感じなのは設定時と同じ。いやはや。それと、シャットダウンのしかたがわかってないので電源ボタン長押しで落としてしまっているのもどうかと思ったり。
(さらに追記:1時間後)
業を煮やしてJerry Bean 4.4.2に戻してみたものの、遅かった... Androidはもともと重いと記憶していたけれど、iPhone 5sとiPad 3だけを使っていたのでNexus 7 (2012)の速度を忘れていた。これでは、FxOSだとしてもかなりチューニングしなければならないんだろうなとか思ったり。つまり、2012年版をがんばる動機に欠けるんだろうなと。