2013年10月3日木曜日

docomoのiPhoneで何が違うの?

Hufpostの釣り記事に釣られてみる。
iPhone 5s/5cでパケ詰まり多いのは「ドコモ」ブランド総合研究所調べ
 僕はGalaxy SIIIαから機種変したのだけれど、通信品質に関して、何の変化も感じていない。逆にdocomo WiFiに関しては、GalaxyよりWiFi拾って認証・接続切り替えするまでが速くて快適ですらある。地下鉄でWiFiとLTEの切り替えは見事だ。別にGalaxyで不満だったわけではないけれども。

名鉄本線を通勤に使っているのだが、熱田区は電波が入らないとか名古屋を出るといきなり遅くなるとか、降りる駅の周辺はひどいパケ詰まりとかいうのは完全に同じ。iPhoneが特別だとかいう新橋方面からの指摘は営業トークではないのかとさえ思う。データ通信量でいえば、Androidのほうが定常的に多いという経験的観測から推測するならば、iPhoneは基地局から見ればいつもだらだら通信しないでスパイク的に出るということにはなるのかもしれないが。

ということで、iPhone 5sの通信速度をごたごた言っている人は贅沢なんじゃないかと思う。一部、ほんとに電波拾えないところとか、都心でデータ通信が本当にほしいとき(緊急に地図を確認する必要があるときとか)にパケ詰まりとかいうのは改善してもらわないと困るけれど、アメリカみたいにダウンタウンにいても通話さえときどき怪しいというのは日本のなかではほとんどないわけで、いわばないものねだりのように思う。

日本で通信環境がいいなと思うのは、VoIPアプリがちゃんと使い物になること。050をアメリカにいるときのバックアップ番号で連絡していたのだけれど、屋外でもホテルのWiFiでも99%以上の割合で使い物にならず、かろうじてSkypeだけホテルのWiFiで使えたという経験があった。ドコモの携帯が水没して電池が死に起動できず、現地の携帯のプリペイドが国際電話に対応していないときに日本のドコモやクレジットカード会社に連絡できたのはSkypeだけだった。日本からかかる電話も050は受けられないしドコモの回線は死んでいるので、先方からは連絡がつかないという状況になっていた(Skype番号の取得は今後必要かもしれない)。

日本はいろいろと過剰品質で高価な品物やサービスに囲まれて生きていかなければならず、海外からの旅行者に「日本の物価は高い」と言われるわけだけれど、データ通信に関してだけは、十分価格に見合ったサービスだと思う。例外は香港の爆安超高速HSPA+(いわゆる4GでLTEじゃないやつ)で、これは反則な気がするけれど、あちらは有線は普通にアジアの都市なみなのでそのへんで許してもいい感じ。