2015年5月16日土曜日

YosemiteとArduino IDE 1.6.4でStuduinoを使う

Arduino IDE 1.6.4が出ました。そこで、前のエントリと重複しますがStuduino対応にするための手順を書いておきます。

まず、StuduinoはUSB-シリアル変換にProlificのPL-2303TAを使っているので、「PL-2303 Mac OS X Driver Download」のページから最新のデバイスドライバを入手してインストールしてください。

次にArduino IDE 1.6.4ですが、入れてすぐの状態で、一度は起動しておいてください。きちんと確認していないのですが、インストールした状態で(起動せずに)以下の変更を加えたら、なぜだか「Arduino.appは壊れています。ゴミ箱に入れる必要があります。」というダイアログが出てしまいました。逆に、一度でも起動しておけば、以下の変更を加えても大丈夫なようです。

以下、アーテックのライブラリを再度入れてください。Studuino/Studuino.cppに最近変更が入っています。ただし、比較を代入と間違える誤りが、別のところで再現しているので、以下の訂正をしておいたほうがいいと思います。
*** Studuino.cpp.orig 2015-04-07 19:09:40.000000000 +0900
--- Studuino.cpp 2015-05-16 19:29:18.000000000 +0900
***************
*** 813,819 ****
  {
    if(axis == X_AXIS) {
      return bt_result.accX;
!   }else if(axis = Y_AXIS) {
      return bt_result.accY;
    }else {
      return bt_result.accZ;
--- 813,819 ----
  {
    if(axis == X_AXIS) {
      return bt_result.accX;
!   }else if(axis == Y_AXIS) {
      return bt_result.accY;
    }else {
      return bt_result.accZ;
ライブラリの置き場所はお好みで。ご自身のプロジェクトディレクトリのlibraries以下でもよいですし、/Applications/Arduino.app/Contents/Java/libraries 以下でも。

最後にboards.txtの書き換えですが、以前と同様に、以下を末尾に追記する形でよいようです。ファイルの場所は、/Applications/Arduino.app/Contents/Java/hardware/arduino/avr/boards.txt です。
proo.name=Studuino (3.3V, 8 MHz) w/ ATmega168
proo.upload.tool=avrdude
proo.upload.protocol=arduino
proo.upload.maximum_size=15872
proo.upload.speed=115200
proo.bootloader.tool=avrdude
proo.bootloader.low_fuses=0xc6
proo.bootloader.high_fuses=0xdd
proo.bootloader.extended_fuses=0x02
proo.bootloader.path=optiboot
proo.bootloader.file=optiboot_pro_8MHz.hex
proo.bootloader.unlock_bits=0x3F
proo.bootloader.lock_bits=0x0F
proo.build.mcu=atmega168
proo.build.f_cpu=8000000L
proo.build.core=arduino:arduino
proo.build.variant=arduino:standard
proo.build.board=AVR_PROO
他のボードの設定を読むと、1.6.4では新たなプロパティが加えられているようですが、ひとまず以前のまま(これ)で動いています。