昨日は久々の東京出張だったので、秋葉原を散策。本当は、分解して取り出した古いVAIOの液晶ディスプレイを再利用したかったので、Aitendoさんの店舗で相談するつもりだったのだが、ピンポイントで木曜定休にはまり、シャッター越しに暗い店内を覗きこむような形になった。残念。めったに東京出張できる身分でないので、通販で相談するしかないか。
しかし、末広町駅西側があんなことになっているとは思いもよらなかった。公には書けないが、要するに中国のテクノロジーやそういった2ch的なもろもろが微妙な感じで、あっさりいえば商売になっているということ。世の中がなんでもクリーンならばよいとは全く思わないので、とりあえず見逃してもらえていることはよいことだと思う。また、価格的にもネットの裏商売のようなひどいものではなく、適正な利益水準と感じられたので、当局の方々におかれましては、今後ともお目こぼしいただきたいと願う次第。
そんなこんなで魔境を延々と彷徨っていたため、いつもの共立・秋月の通りに到着するまでかなり時間がかかったのだが、秋月の隣にあるイオシスは例によって一応みておくことにした。
ioBook Airについては以前にも書いたが、場所を微妙に裏側に変更して販売継続中のようだ。しかし、10月26日のWindows 8販売開始以後、あの価格で勝負ができるとは思えないのでそれまでになんとか売り切ったほうがいいような気がした。
今回目にしたのは、キーボード。ひとつはApple Bluetooth Keyboardのなんちゃって版と、驚いたことにHappy Hacking Keyboard風のなにか、であった。
前者は、ioBook Airよりはましだが五十歩百歩な感じの品物だ。アルミ素材も似ている。金型の精度も似たり寄ったりな感じだ。1,980円だったように思うのだが、その程度のものということ。特に、チルト用の脚はあまりにもひどいので、Apple製品と較べてはいけない。それなら、末広町魔境にある別の同価格のものを検討すべきと思われる。
で、Happy Hacking Keyboard風のなにか、であるが、これも大変に残念なものと思われる。キータッチは普通のメンブレンで、まぁどうということはない。配列は一応USなのだが、なぜか106キーボードの風情が漂う。スペースキーが短いのだ。で、英数キーのところはMacのコマンドキーのマーク、かなキーのところはイオシスのロゴが入っている。
1000円台でコンパクトなUS配列のキーボードはなかなか入手困難なので、そんな要望にはひとつの解決になるかもしれないが、スペースキーが日本語キーボード並に短いのは耐えられない人が多いと思う。これは各自、実物を触って確かめてもらいたい。
ついでなので中華Padもいくつかの店舗に並んでいるのを見たのだが、中華Padもちゃんとしたものが主流となりつつあるようで、1万円台ではせいぜいAndroidも3.0程度、ICSやJerry Beanを動かすなら2万、3万といったところで、それならNexus 7買っちゃえばと感じられた。Nexus 7を初めて触ったのだが、Androidマシンの無駄にハイスペックなSoCとJerry Beanになってようやくまともになったなめらかな表示で、正直、驚愕してしまった。これなら使ってみたいと、Androidなのに初めて思った。予算が余るなら、買ってしまうかもしれない。安いし。ええ、間違っても自腹では買いません。Androidなんで。